「掃除しなきゃ…でも何から始めればいいのかわからない」
そんなふうに感じていませんか?
誰かにきちんと家事や掃除を教わった経験がないまま、「できて当たり前」とされてしまうのが、家庭の中の掃除や片付け。
でも、本当はわからないことだってたくさんありますよね?
この【家事1年生のためのお掃除教科書】シリーズでは、
「どこから手をつければいいのかわからない」
「掃除が苦手で、つい先延ばしにしてしまう」
そんなあなたに向けて、ゼロからやさしく掃除のコツをお伝えしていきます。
掃除と片付けの違い、ちゃんと知ってる?
掃除は「汚れを取ること」
「掃除」とは、ホコリや汚れを取り除くこと。
たとえば床を拭いたり、テーブルの上の食べこぼしをキレイにするのが掃除です。

片付けは「物を元に戻すこと」
一方、「片付け」とは物をあるべき場所に戻すこと。
出しっぱなしの服をクローゼットに戻したり、郵便物を整理したりするのが片付けです。

どちらも大事。でも、やる順番がポイント!
掃除と片付けは別の作業ですが、どちらも大事。
効率よくやるには、「片付けてから掃除する」のがおすすめです。
物をどかさずに掃除をすると、ホコリや汚れが残ってしまうこともあるんです。
「掃除しなきゃ…」と思っても動けないのはなぜ?
ハードルが高すぎるから
掃除が苦手な方は、最初から全部やろうとして疲れてしまいがち。
完璧を目指すと、逆に手がつけられなくなります。
「全部やらなきゃ」の思い込みを手放そう
掃除は“全部”しなくてOK。
「今日はこれだけ」「ここだけやればいい」と決めることで、グッと動きやすくなります。
「ちょっとだけやる」が続くコツ
例えば…
・朝の5分でテーブルを拭く
・寝る前に洗面台をさっとひと拭き
こうした小さな習慣が積み重なれば、部屋は自然と整っていきます。
☝️豆知識:新しい行動が“習慣”になるまでには平均で2〜3ヶ月ほどかかると言われています。
最初は「これだけでいいの?」というくらい小さな掃除でも、毎日続ければそれが“当たり前”に変わっていきますよ。
初心者さんが最初にやるべき掃除ってどこ?
まずは目につく場所からでOK
いきなりお風呂場や換気扇に挑むよりも、まずは「ちょっとやればキレイになる場所」から始めましょう。
たとえば…
・テーブルや棚の上
・テレビの下のホコリ
・リモコンやスイッチ周り
「一つの道具でできる掃除」から始めよう
掃除を始めるときに「面倒だな」と感じてしまうのは、決してズボラだからではありません。
実は多くの場合、準備に手間がかかることが原因です。
だからこそ、まずは「一つの道具でサッとできる掃除」から始めてみましょう。
たとえば…
・ウエットシート1枚でテーブルを拭く
・ハンディモップでテレビ周りのホコリを取る
・乾いた布でスイッチ周りをサッと拭く
どれも数分で終わる簡単な掃除です。
そして、掃除道具は「すぐ手が届く場所」に置いておくことが大切です。
たとえば…
・テーブルの引き出しにウエットティッシュを入れておく
・テレビ台の裏にハンディモップを忍ばせておく
掃除道具がキッチンの奥や棚の上など、取り出しづらい場所にあると、それだけで「面倒だな…」と感じてやる気がなくなってしまいます。
目に入りやすくて、すぐ手に取れる場所に道具があるだけで、掃除のハードルがぐっと下がりますよ。
「できた!」を感じやすい場所がおすすめ
短時間で達成感を得られると、次へのモチベーションにもつながります。
掃除は、まず「気分が上がる経験」を積むのが大事です。
まとめ|掃除は、難しくなくていい
掃除が苦手でも大丈夫。
大事なのは「できない自分を責めないこと」と「少しずつでいい」と思えること。
・完璧じゃなくてもいい
・前よりちょっとキレイになった
・少しでも動けた自分をほめる
そんなやさしい気持ちで、掃除を習慣にしていきましょう。
次回予告
次回は、
「掃除道具って何をそろえればいいの?」というテーマでお届けします。
「最低限これだけあればOK!」という初心者🔰さん向けの道具選びも紹介しますので、お楽しみに!
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