洗面所の扉の中には、日用品のストックが知らないうちにどんどんたまりがちです。
日用品は腐るものではないので、「特売だったから」「安かったから」と、つい買いすぎてしまうこともよくあります。
さらに、試供品やおまけでもらったものも、「いつか使うかも」と取っておいてしまいがち。
でもその“いつか”は、案外こないものです。
まずは、思いきって見直してみましょう。
- タダでもらった試供品
- 錆びたヘアピンやカミソリ
- 切れて使えなくなったヘアゴム
- かけてしまった櫛
- 使わなくなった化粧品や整髪料、日焼け止めクリーム
- 化粧水や乳液などの空き瓶
- コンタクトレンズや化粧品などの空き箱
- 使用済みの歯ブラシ(掃除用に何本もとっておいていませんか?)
こうした「もう使わないもの」や「明らかなゴミ」は、この機会に手放してOKです。
そして、ストックは「いくつ持っておくか」を決めておくのがポイント。
たとえば「使っているものがなくなったら、1つだけ買い足す」など、自分なりのルールを決めてみると管理しやすくなります。
本当に片付けたいなら、まずは“ものの数を減らすこと”が大事です。
収納のテクニックよりも、ものの総量を見直すことから始めてみませんか?
見やすく・使いやすく収納するために
片付けのあと、どんなふうに収納するかも大切なポイントです。
私が意識しているのは、「使うときに迷わない」「戻しやすい」「奥まで見える」の3つ。
- 種類ごとにざっくり分ける
ヘアケア用品・口腔ケア用品・化粧品など、使うシーンや目的ごとに分けると、使うときに迷わないし、戻すのも簡単。
- 浅めのケースで“見える収納”
深い収納ケースだと奥の物が埋もれがち。
100均などでも手に入る浅めのボックスや仕切りを使って、何が入っているかひと目で分かるように。
- 「立てて収納」も活用
チューブ類やスプレーなどは立てて収納すると取り出しやすく、見た目もスッキリ。
- ラベルを貼る(必要に応じて)
家族がいる場合や共有スペースの場合は、ケースや棚にラベルを貼っておくと、他の人にもわかりやすくなります。
誰でもひと目で分かる収納にすると、片付けもラクになります(ご家族がいらっしゃる場合は収納を手伝ってくれるかも)。
スペースに余裕を持たせておくのも大事です
ギュウギュウに詰め込んでしまうと、せっかく分けても何がどこにあるのか分からなくなってしまいます。
奥まで見渡せるようにしておけばものの把握がグッとラクになります。

片付けたあとの“維持のコツ”
キレイに片付けても、いつのまにかまたごちゃごちゃ…というのは、よくあること。
大事なのは、片付けた状態をどうキープするかです。
- 新しく買ってきたものは奥へ、古いものは手前に
ストックを無駄なく使う「ローリングストック」の考え方。
いつ買ったか分からなくなるのを防げます。
- 月に1回の見直しルール
ちょっとしたゴミや、使わなくなったものはすぐにたまるので、月に1回だけでも中身を見直す習慣をつけておくとリバウンドしにくいです。
- 「ここに入る分だけ」と決める
収納スペースを基準にして、それ以上は持たない(←これ重要)
あふれたら見直すタイミング、というルールも有効です。
【まとめ】
目につきにくい洗面所の扉の中ですが、見直してみると意外と要らないもの・使っていないものがたくさん詰まっているのではないでしょうか?
必要なものを見極めて、持ちすぎないようにするだけで、使いやすさも気持ちよさもグッとアップします。
「収納の工夫」より「ものの持ち方」を意識しながら、快適な暮らしを整えていきましょう。
私の思うことですが、
片付けは、なにも一気に完璧を目指す必要はないと思っています。
少しずつ、自分のペースで。今日はここだけ、今はこれだけ…そんなふうに進めていけば、それで十分。
もしひとりで手がつけにくい、やる気が出ないと感じるときは、家事代行のスタッフや
片付けのアドバイザーと一緒にやってみるのもおすすめです。
誰かと話しながら、伴走してもらうことで、思っていたよりスムーズに進むこともありますから。
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