5月に入ると、そろそろ本格的に衣替えのタイミングですね。
「やらなきゃと思いつつ、なんとなく後回しになっている」という方も多いのではないでしょうか。
衣替えは「服を入れ替える作業」ではなく、今の自分の暮らしを少し見直すチャンスでもあります。全部一気にやらなくて大丈夫です。できるところから、ひとつずつ。
ひとつだけ覚えておいてほしいのは、衣替えは湿度の低い晴れた日に行うのがおすすめということです。雨の日や湿気が多い日にクローゼットを開けると、湿気がこもってカビの原因になることがあります。
まずはクリーニングに出すものを分ける
衣替えの最初のステップは、クリーニングに出すものを分けることです。
コート・セーター・よそ行きの服など、家で洗えないものはクリーニングへ。汚れたまましまうと生地が傷んだり、シミが取れにくくなったりします。次のシーズンに気持ちよく着るためにも、しまう前にきれいな状態にしておきましょう。
⚠️ クリーニングのビニールカバーは必ず外す
そのままかけてしまっている方が多いのですが、ビニールカバーをつけたまま収納すると湿気がこもり、カビや黄ばみの原因になります。クリーニングから戻ったら必ずビニールを外して、陰干ししてからしまいましょう。専用の洋服カバーに入れ替えるとなお安心です。
また最近は厚手のコートなどを次のシーズンまで預かってくれる「保管サービス付きクリーニング」を提供している業者も増えています。収納スペースが少ないお宅には特におすすめです。宅配で対応してくれる業者もあるので、検討してみてください。
ワンシーズン着なかった服は見直しのサイン
衣替えのときに「あ、今シーズン一度も着なかったな」という服はありませんか?
経験上、ワンシーズン着なかった服は次のシーズンも着ないことがほとんどです。「いつか着るかも」という気持ちはよくわかります。でも少し立ち止まって考えてみてください。
体は一つしかありません。1ヶ月は約30日です。着られる服の数には、実は限りがあります。
冬服は特にスペースをとります。また何年もしまっておくと少しずつデザインも古くなります。年齢とともに似合う服も変わってきます。「勿体無い」という気持ちはわかりますが、着ない服を持ち続けることにも収納スペースというコストがかかっています。
手放すことが難しければ、フリマアプリやリサイクルショップに出してみるのもひとつの方法です。
衣替えは、今の自分に合った服を見直す絶好のタイミングです。
「捨てずに収納」が難しい本当の理由
「捨てたくないので、うまく収納してほしい」というご依頼をいただくことがあります。気持ちはとてもよくわかります。
でも正直にお伝えすると、収納スペースには物理的な限界があります。どんなに収納が上手な人でも、スペースを超えた量のものを「取り出しやすく、スッキリ見える状態」に収めることは難しいのです。
毎シーズン衣替えのお手伝いに伺うお宅があります。でも服の量が収納スペースをはるかに超えているため、どんなに工夫を重ねても毎回同じ状態に戻ってしまいます。これは収納の仕方の問題ではなく、量の問題です。
こんな循環、心当たりはありませんか?
- ぎゅうぎゅうに詰め込む
- ↓ 取り出しにくくなる
- ↓ 着たい服を探して全部出す
- ↓ 元に戻せなくて散らかる
- ↓ またぎゅうぎゅうに詰め込む
量を見直すことが、収納を楽にする一番の近道です。収納スペースの8割を目安にすると、取り出しやすく戻しやすい状態をキープできます。
収納をラクにするためのコツ
量を見直したうえで、収納をラクにするコツをご紹介します。
✅ 衣装ケースは透明なものを選ぶ
中身が見えるので何が入っているか一目でわかります。透明でない場合はラベルやシールで「何が入っているか」を書いておくと、次の衣替えがぐっと楽になります。
✅ 立てて収納する
服を重ねて置くと下のものが取り出しにくくなります。衣装ケースの中で立てて収納すると、何が入っているか見やすく取り出しやすくなります。
✅ 見た目をスッキリさせるコツ
ハンガー収納の場合は、ハンガーの種類を統一する・丈を合わせて並べる・色をグラデーションにする、これだけでぐっとスッキリ見えます。
⚠️ 圧縮袋は使い方に注意
かさばる冬服の収納に便利ですが、圧縮すると型崩れが起きることがあります。ニットやコートなど型崩れが気になる服には不向きです。使う場合はその点を踏まえて選んでください。
防虫剤の正しい使い方
せっかくきれいに収納しても、防虫対策を間違えると大切な服が傷んでしまうことがあります。
タンス・衣装ケースの場合
防虫成分は上から下に広がります。衣類の間には入れず、たたんだ衣類の一番上に置くのが正解です。
ハンガー収納の場合
服がぎゅうぎゅうの状態では防虫剤の成分がうまく行き渡りません。適度に隙間を空けておくことが大切です。
🚫 混ぜて使わない
異なる種類の防虫剤を一緒に使うと化学反応が起きて、衣類にシミがついたり傷んだりすることがあります。毎年同じ種類の防虫剤を使うようにしましょう。
服の整理についてさらに詳しくはこちら
服の整理の考え方や具体的な手順については、こちらのシリーズもあわせてご覧ください。
まとめ|気になるところから、ひとつずつ
- 衣替えは晴れた湿度の低い日に行う
- クリーニングのビニールカバーは必ず外してしまう
- ワンシーズン着なかった服は見直しのサイン
- 収納の問題は量の問題。スペースの8割を目安に
- 衣装ケースは透明なものを選び、立てて収納する
- 防虫剤は衣類の一番上に置く・種類を混ぜない
衣替えは、今の自分の暮らしを少し整えるチャンスです。全部一気にやらなくて大丈夫。気になるところからひとつだけ、始めてみてください。
「衣替えのついでに整理もしたい」「どこから手をつければいいかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。岡山市を中心に、お掃除・お片付けのお手伝いをしています。


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