お気に入りの空間なら掃除したくなる!“やる気を引き出す”環境づくりのコツ【家事1年生のためのお掃除教科書⑥】

お掃除教科書

掃除を「やらなきゃ」と思うと、つい気が重くなってしまうもの。

でも、自分が好きなものに囲まれた空間なら、自然と「きれいにしておきたい」と感じませんか?

人は“心地よい空間”にいると、その心地よさを守ろうとするものです。

つまり、「掃除のやる気」は努力ではなく、環境から生まれるのです。

掃除は頑張るものではなく、気持ちよく過ごすための習慣

今回は、そんな“掃除したくなる空間”をつくるための環境づくりのコツをご紹介します。

掃除が面倒に感じるのは「環境」のせいかも?

「掃除をしなきゃ」と思っても、なかなか体が動かない…。

そんなときは、自分を責めるよりもまず環境を見直してみましょう。

散らかった部屋は、知らず知らずのうちに脳を疲れさせているといわれています。

逆に、すっきりとした空間ではストレスが減り、集中力や自己肯定感が高まりやすいことも分かっています。

つまり、掃除は“自分を整える時間”なんです。

気持ちよく過ごせる空間をつくることが、やる気を引き出す第一歩です。

掃除したくなる環境づくりのコツ5選

①朝の光と空気を取り入れる

朝いちばんにカーテンを開けて換気をするだけで、空気が入れ替わり、気持ちがスッと軽くなります。

太陽の光を浴びると脳が「1日を始める準備」をし、やる気や前向きな気分を自然に引き出す効果もあります。

部屋の空気が動くと、自分の中の“停滞感”までリセットされるような感覚になります。

掃除のスイッチを入れる最初のひと手間として、朝の光と風を味方につけましょう。

②モノを減らして“動きやすい部屋”に

動線がすっきりしていると、掃除のハードルがグッと下がります。

使っていないもの・視界を圧迫するものを少し減らすだけで、「掃除しやすく」「片付けやすい」空間に近づきます。

③香りやお気に入りの雑貨で気分を上げる

お気に入りの香りや雑貨は、心を整える小さなスイッチ。

好きな香りがふわっと広がるだけで、「ここをきれいに保ちたいな」と思えてきます。

掃除道具もおしゃれなデザインに変えるのも◎

見た目が好きだと“手に取りたくなる”ので、掃除が自然と続く仕組みができます。

④“戻しやすい収納”を意識する

「片付けるのが面倒」は、多くの人が感じていること。

だからこそ、“頑張らなくても戻せる仕組み”が大切です。

引き出しの中を完璧に整理しなくても大丈夫です。

たとえば、かごを1つ置くだけで「とりあえず入れる場所」ができ、散らかり防止に◎。

戻すハードルを下げる=キレイが続く仕組みになります。

⑤小さな“整える習慣”をつくる

掃除は「一気にやる」より「少しずつ積み重ねる」方が続きます

朝起きて掛け布団を2つに畳む、玄関の靴を揃える、寝る前にクッションを整える、テーブルをサッと拭くーーー

無理なく続けられる習慣が増えるほど、部屋も自分も整っていきます。

整えること=自分を大切にする時間だと思えたら、掃除はもっとやさしいものになります🌿

💡きれいな部屋は、心にもプラスの効果をもたらす

きれいな部屋は、ただ清潔なだけでなく、心にも良い影響を与えます。

視界が整うとストレスが軽減し、集中力が上がるほか、

「自分を大切にできている」という実感が自己肯定感を高めてくれます。

掃除や片付けは、単なる家事ではなく自分を整える時間。

そう思えるだけで、行動のハードルがぐっと下がります。

まとめ|好きな空間を整えれば、掃除は自然と続く

掃除を続けるコツは、やる気ではなく環境づくりです。

自分の「好き」を大切にしながら、心地よい空間を少しずつ整えていくと、

「掃除しなきゃ」から「掃除したい」に変わっていきます。

掃除は完璧を目指すものではなく、気持ちよく過ごすための習慣です。

そんな穏やかな“整える暮らし”を、今日からはじめてみませんか?🌿

🪴次回予告

「家事1年生のためのお掃除教科書」シリーズは、今回でひと区切りとなります。

これまで6回にわたり、お掃除の基本から、気持ちを整える環境づくりまでをお届けしてきました。

次のステップでは、季節に合わせたお掃除や、暮らしを軽くする工夫など、より実践的で楽しめるテーマをお伝えしていきます✨

🍀シリーズを読んでくださったみなさまへ

これまで読んでくださった方が、

「掃除って案外難しくないかも…」と感じてもらえたら嬉しいです。

完璧を目指さなくて大丈夫です。

今日の自分にできる“ちょこっと整える”を積み重ねていけば、暮らしは少しずつ軽く、心も穏やかになっていきます。

あなたの日常に、心地よい“掃除の習慣”が根づいていきますように。

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