【服の整理シリーズ①】服が片付かない理由と手放せない心理

服の整理

はじめに

クローゼットや引き出しがパンパンなのに、「着たい服がない」「何を捨てればいいかわからない」と感じることはありませんか?

この記事では、家事代行の現場でよく見かける「服が片付かない理由」と、なかなか手放せないときに見えてくる心のハードルについてお話しします。

まずは“片付かないのはなぜ?”という問いに向き合うところから、服の整理は始まります。

服が片付かない原因は「増えすぎ」かも?

「セールで安かったから…」

「衝動買いして、いざ着てみたら似合わなかったけど、処分するのはもったいなくて…」

「痩せたら着る予定の服」

「昔よく着ていたけど、今は着ない服」

こうして“いつか着るかもしれない服”が少しずつ増えていき、いつの間にかクローゼットがいっぱいになっていること、よくあります。

捨てられないのは服ではなく“気持ち”

服を整理しようとしたときに、なかなか手放せない理由としてよく聞くのが、

  • 高かったからもったいない
  • 思い出があるから捨てられない
  • まだキレイだし着られるはず…

でもよく見ると、どれも“服そのもの”というより、気持ちの問題なんですよね。

使っていないけど持っていることで安心できたり、過去の思い出が詰まっていて手放せなかったり。

こうした服は、もう「洋服」というより「感情のかたまり」になっているのかもしれません。

人は「せざるを得ない」ときに動ける

以前担当したお客様も、長年クローゼットに手をつけられずにいました。

私も、片付けを提案しつつも、無理には進めず、少しずつ声をかけながらタイミングをうかがっていました。

そんな中、ある日——

「ペットを迎えることになったんです。場所をあけなきゃいけなくて…」と。

“せざるを得ない状況”になり、ようやく整理に取り組むことができたんです。

人は、自分の意志だけではなかなか動けないこともあります。

でも、何かのきっかけや環境の変化で、ふっとスイッチが入ることがあるんですね。

家事代行として、そのスイッチが入る日まで、私は地道に声をかけ続けます

その声が、いつか届くことを祈りながら——。

大事なのは「捨てる」より「選ぶ」

「これはもう着ないから捨てましょう!」と、勢いだけでどんどん処分するのが“正解”というわけではありません。

大切なのは、自分にとって本当に必要かどうかを考えて選ぶこと

人によって、手放せるタイミンングも、手元に置いておきたい理由も違います。

だからこそ、「自分のペースで」「自分の判断で」整理することが何より大切だと思っています。

まとめ:まずは“気持ち”に気づくことから

服が増えるのも、手放せないのも、全部その人なりの理由があります。

「なんで片付かないんだろう?」と悩むよりも、まずは「私はなぜこれを持っていたいのだろう?」

と、自分の気持ちを見つめてみるところから始めてみませんか?

次回は、

服の整理シリーズ②「最初の一歩は“全部出す”ことから」

をお届けする予定です。

どうぞお楽しみに☺️

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