いつもの場所+もう一所|家事代行の現場ルール

現場から

先日、お客様にこう言われました。

「いつもしないようなところを掃除してほしいんだけど」

──「いつもしないところ」って、どこだろう?

家事代行歴10年、累計4,800軒以上のお宅を訪問してきましたが、改めて自分の現場ルールを言葉にしてみようと思いました。

今日は、私が現場で大切にしている2つのことのお話です。


① いつもの場所+「もう一所」

私のお掃除は、決まったお掃除メニューをこなすだけではありません。

毎回かならず、その日のお宅で気づいたところを「もう一所」足すようにしています。

「もう一所」の選び方

その日のお宅の状態を見て、お客様自身が気づいていない場所、または気づいているけれど後回しになっている場所から、ひとつだけ選びます。

決まった「ここ」は、ありません。
その時その時の状況に合わせて、お時間の中で。

実際に「もう一所」に選ぶことが多い場所

  • 🧊 冷蔵庫の上(ホコリと油が混ざってベタっとしがち)
  • 🧺 洗濯機まわり(特に背面・側面の落ち綿とホコリ)
  • 📺 家電の手垢(リモコン・スイッチ・取っ手・コンセントカバー)
  • 🍶 油や調味料の飛び散り跡(コンロまわりの壁、調味料ラックの下)
  • 🪑 ダイニングチェアの脚の裏(埃と髪の毛がたまる場所)
  • 🚪 勝手口の扉の埃(外の砂埃が溜まりやすい)
  • 🧹 勝手口のたたきの掃き掃除
  • 🕸 軒下のすみの蜘蛛の巣(夏場は特に増えやすい)

どれも「いつも頼まれているお掃除」のついでに、5分10分でできるもの。

でも、「あ、こんなところまで」と気づいてもらえる場所でもあります。


② 同じくらい大切な「触らない場所」

「もう一所」を足すのと同じくらい、私が大切にしているのが線を引く場所を持っておくことです。

気が利くことと、踏み込みすぎることは、紙一重。

お声がけがない限り、私は次の場所には手を入れません。

引き出しの中

そもそも、引き出しは開けません。

中には貴重品が入っている可能性もありますし、引き出しの中は本来他人に見せる場所ではないと考えているからです。前にいた会社でも、これはルールでした。

ただし、引き出しの淵(ふち)のお掃除はさせていただくことがあります。
キッチンの引き出しは特に、調味料やソースが垂れた跡が淵についていることが多いんです。

その場合は、引き出しを全部開けるのではなく、少しだけ手前に引いて、淵の部分だけを拭くようにしています。中身は見ない・触らない。

冷蔵庫の中

冷蔵庫の中も、見られたくないと感じる方は多いと思います。
「中のお掃除」をご依頼いただかない限り、扉は開けません。

こちらも引き出しと同じで、取っ手の部分だけを拭かせていただくことはあります
扉を少しだけ手前に引いて、手の触れる場所をひと拭き。中身は見ない・触らない。

テーブル上の書類

ダイニングテーブルや棚の上に置かれた書類は、向きを揃えるだけ
別の場所に移したり、まとめて引き出しにしまったりはしません。

意外にも、「ごちゃっと置いてあるけれど、ご本人の中では覚えで配置している」というお宅は多いんです。

ご主人の書斎のデスク上

書斎をお掃除させていただくこともありますが、何も言われていない場合は、軽く埃を払って掃除機をかけるところまで。

デスクの上の書類や資料は触りません。お仕事の資料は、配置そのものが意味を持っていることが多いからです。

お子様の机・勉強道具

お子様のお部屋もお掃除させていただきますが、机の上のお勉強道具は極力触らないようにしています。

床に教科書やプリントが散らばっている時は、種類で分けてその場で整頓
場所を大きくずらさないようにしています。

おもちゃはおもちゃ箱に戻しますが、勉強道具は「ここに置いてあった」が分かるように。

楽器

ピアノなどの楽器は、傷が入ると取り返しがつきません。
ご依頼がない限り触らず、まわりの埃だけ払います。

仏壇の中・位牌

高齢者のお宅をお掃除させていただくことも多いのですが、仏壇のまわりの埃は払っても、中までは触りません
位牌などは、もちろん触りません。

ご家族にとって大切な場所だからこそ、線を引いています。


「気が利く」と「踏み込みすぎ」の境界線

家事代行のお仕事は、「お客様の暮らしにお邪魔させていただく仕事」だと思っています。

私が現場で大切にしている2つのこと

  • ① いつもの場所+「もう一所」
    その日のお宅の状態を見て、お客様が気づいていない or 後回しの場所をひとつ足す
  • ② 同じくらい大切な「触らない場所」
    引き出し・冷蔵庫の中・書類・楽器・仏壇の中など、お声がけがない限り手を入れない

足すことだけが「気が利く」ではなく、線を引くことも気配り

このバランスがあるから、安心して任せていただけるんだと思っています。


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